2018年度スローガン

青年会議所(JC)は、「明るい豊かな社会」の実現を同じ理想とし、次代の担い手たる責任感を持った、20歳から40歳までの指導者たらんとする青年の団体です。 青年は人種・国籍・性別・職業・宗教の別なく、自由な個人の意志により、その居住する各都市の青年会議所に入会できます。日本青年会議所の事業目標は「社会と人間の開発」です。具体的事業として、われわれは、市民社会の一員として、市民の共感を求め、社会開発計画による日常活動を展開し、「自画」を基盤とした民主的集団集団指導能力の開発を推し進めています。 さらに、日本の独立と民主主義を守り、自由経済体制の確立による豊かな社会を創り出すため、市民運動の先頭にたって進む団体です。

2018年度理事長 佐藤 航 理事長所信

【はじめに】

 

1967年に全国で343番目の青年会議所として創立され、これまで先輩方が「英知」と「勇気」と「情熱」を絶え間なく注ぎ、「明るい豊かな社会」の実現を目指し築き上げてきた鶴岡青年会議所は、一昨年に半世紀という節目を迎え新たな時代に突入しました。創始の志をしっかりと受け継ぎながらも、刻々と変化する社会環境と時代の流れを見据えた「市民意識変革運動」を行い、また次の新たな時代へつながなければいけないという責任を感じております。私は7年前に鶴岡に戻り、実家の旅館業に就きました。そこには小さい頃に見ていた活気はなく何とかこの地域を盛り上げなくてはと感じたのを今でも覚えています。旅館業の属する観光とは「地域の光輝く姿」を「観せる」事です。だからこそ、観光業に従事していると否応なくまちの未来を考え、何か行動しなくてはと考えておりました。ちょうどその頃、鶴岡青年会議所と出逢い入会させていただきました。そして、活動していく中で青年会議所が【まちづくり】・【ひとづくり】の団体と理解した時に今まで感じていた違和感がすべて吹き飛び青年会議所運動を全うしようと決意しました。  私が入会してから青年会議所の進め方は面倒くさいと耳にすることが度々ありました。しかし、私はこれを青年会議所の魅力の一つと考えております。多少理不尽でも面倒くさくとも地域のため、まちのために邁進するのが青年会議所だと感じております。 それはなぜか、普段の仕事や生活では経験しない、一見不合理なようで合理的なプロセスと仕組みがしっかりと含まれているのが青年会議所です。普段の仕事や生活でなら避けて通ることも青年会議所ではやらなくてはならない。そして、そのプロセスに無駄はなく、それを行動し経験する事で必然的に成長するのです。青年会議所は機会を提供してくれる場なのです。どんな事にも一歩踏み込んで機会を手にするのはメンバーそれぞれです。そしてそれを実践できるのは1年間しかありません。いや、1年間しかできないのです。そのための単年度制なのだから各々が今年度の役割に責任と覚悟を持ち全うしていこうではありませんか。我々の地域の「未来へつなぐ」ために


【人がつながり地域をつなぐ】

本年度は12 年ぶりにブロック会長を輩出しブロック事務局をお預かりする事となりました。さらに、2019 年には山形ブロック協議会主催の山形ブロック大会に主管青年会議所として立候補し、ご承認を頂きました。山形ブロック協議会と積極に関わる事のできる貴重な機会に感謝し、多くのメンバーを出向させて頂きます。この経験はメンバーの成長となり、鶴岡青年会議所の発展につながる事と確信しております。  まちづくりに必要な要素には若者、ばか者、よそ者の三つがあると言われております。そして青年会議所の出向はこの中のよそ者になる事だと考えております。よそ者になることでしか見えないことがあり、そこで得る経験は代えがたいものです。なにより、自分が体験したことは熱く語り繋ぐことができます。その原体験をよそ者の視点でメンバーに伝えることのできるチャンスとなり、鶴岡青年会議所の希望となります。青年会議所を語れる人間が増える事はこの地域で青年会議所運動を続けていくには必要不可欠です。出向は最大の人財育成プログラムです。だからこそ、多くのメンバーに出向していただき、ブロック協議会と県内17の青年会議所とつながる事で、実りある広域交流となり地域をつなぎます。  また、本年は第1エリア(酒田JC・庄内中央JC・鶴岡JC)の3LOMで合同例会を行います。庄内は一つ、この近隣青年会議所との交流はまちづくりに欠かせないものです。青年会議所だから可能な地域間交流があり、深まる友好があります。共に学び共に笑い共に同じものを食べる、互いに切磋琢磨し共感を生むことで庄内3LOMがつながり庄内地域の発展につなぎます。


【まちとつながる】

ここ近年、国内では地震災害や台風被害、大雨や豪雪などとあらゆる自然災害が発災し避難勧告が余儀なくされる事も少なくありません。また、ミサイル発射のアラートが鳴り響くなど、今まで感じる事のなかった新たな不安が発生しているのも現状です。庄内地域においては大きな被害もなく平穏な状況が続いてはおりますが、日本海地震やそれに伴う津波、鳥海山の噴火など、いつ大災害が押し寄せるとも限りません。しかしながら災害に対する意識には個々に差があり、防災・減災の必要性を認識していてもどこか他人事という感覚が併存しております。何かあった時には助け合う「おたがいさま」の精神を一人ひとりが意識しないといけない自然災害大国に住んでいるという事を、改めて理解しなければなりません。 私が入会した2011年3月は未曽有の大災害と呼ばれた東日本大震災が発災いたしました。当時、真っ先に現地入りしたのは“JC”でした。東北のためにと全国各地から多くの“JAYCEE”がわが身をかえりみず被災地へ足を運び、また物資の調達など間接的な支援を行い、被災地に心を寄せ復興を応援していただきました。全国組織である青年会議所は、そのスケールメリットを防災・減災にも活かしております。災害時には地域を良く知る地元の青年会議所が率先して復興支援を行い、全国各地から支援物資や義援金が届きボランティアが集まります。このスケールメリットを生かし地域内外との共助体制の確立と率先して自分事とできる防災意識を確立し行政や諸団体と連繋する力を強め、今後起こりうる有事に備え社会福祉協議会や他地域の青年会議所との災害協定の締結を目指し災害支援の充実を図ることでまちとつながります。


【人がつながり地域をつなぐ】

本年度は12年ぶりにブロック会長を輩出しブロック事務局をお預かりする事となりました。さらに、2019 年には山形ブロック協議会主催の山形ブロック大会に主管青年会議所として立候補し、ご承認を頂きました。山形ブロック協議会と積極的に関わる事のできる貴重な機会に感謝し、多くのメンバーを出向させて頂きます。この経験はメンバーの成長となり、鶴岡青年会議所の発展につながる事と確信しております。  まちづくりに必要な要素には若者、ばか者、よそ者の三つがあると言われております。そして青年会議所の出向はこの中のよそ者になる事だと考えております。よそ者になることでしか見えないことがあり、そこで得る経験は代えがたいものです。なにより、自分が体験したことは熱く語り繋ぐことができます。その原体験をよそ者の視点でメンバーに伝えることのできるチャンスとなり、鶴岡青年会議所の希望となります。青年会議所を語れる人間が増える事はこの地域で青年会議所運動を続けていくには必要不可欠です。出向は最大の人財育成プログラムです。だからこそ、多くのメンバーに出向していただき、ブロック協議会と県内17の青年会議所とつながる事で、実りある広域交流となり地域をつなぎます。  また、本年は第1エリア(酒田JC・庄内中央JC・鶴岡JC)の3LOMで合同例会を行います。庄内は一つ、この近隣青年会議所との交流はまちづくりに欠かせないものです。青年会議所だから可能な地域間交流があり、深まる友好があります。共に学び共に笑い共に同じものを食べる、互いに切磋琢磨し共感を生むことで庄内3 LOMがつながり庄内地域の発展につなぎます。


【心をつなぐ】

今、世の中は「個」と「個」の関係性に主軸を置く時代となりました。元来、国も地域も企業も団体も家庭も「個」の集合体ではありますが、趣味や趣向の多様化とそれに伴うサービスの多様化、SNSの普及など時代とともに「全」の中の「個」ではなく「個」と「個」のコミュニティーによる「全」の時代です。 信頼関係を築くためにコミュニティーの構築が必要不可欠となり、その上で重要なのがおもいやりと感謝の「心」だと考えます。年齢、性別、障害、文化などの違いにかかわりなく、誰もが地域社会の一員として支え合うなかで安心して暮らし、一人ひとりが持てる力を発揮して元気に活動できるユニバーサルデザインという考え方があります。どんな人も一人の人間として尊重され、社会的な営みに参加することで生きがいを感じる。こんな当たり前のことが当たり前にできる、誰もが住みよいユニバーサル社会を目指していく必要があります。  また、昨年より女性の職業生活における活躍の推進に関する法律「女性活躍推進法」が施行されました。これにより、働く場面で活躍したいという希望を持つすべての女性が、その個性と能力を十分に発揮できる機会となりました。一方で出産、子育ての場で輝いているのも女性であります。子育ての在り方や仕事と育児の両立など多様な働き方が必要となります。ワークライフバランスを見直しすべての女性が輝ける社会を構築していかなければなりません。仕事と家庭の建設的な両立が可能なリーディングカントリーとなり新たな地域の魅力として発信することが人口減少の歯止めにつながります。  さらに、心を磨くには礼節が必要となります。鶴岡青年会議所では本年もわんぱく相撲鶴岡場所を開催し、青少年の育成を行います。立ち向う勇気、勝つ事の喜び、負ける悔しさ、そしておもいやりをもって相手を慮る礼節を重んじる心を育み、地域の明るい未来につなげます。まずは、我々大人がしっかりと背中を見せるべく礼儀と節度をもって事業に取り組んでまいります。誰もが笑顔で暮らせる地域を目指し、おもいやりと感謝をもって「心」と「心」をつなげます。


【感動をつなぐ】

28年前に先輩方が「昔見た花火を子供たちにもう一度見せてあげたい」という想いを持って立ち上げた赤川花火大会。これまで多くの市民や企業、行政や諸団体の皆様のご支援、ご協力のおかげをもちまして本年28回目を迎えようとしております。昨今の赤川花火大会は全国でも指折り数えられる大会となり、以前から掲げていた感動日本一が全国各地に浸透してきていると感じております。毎年、大会後にいただくお言葉やアンケートを見ると、赤川の花火を観て涙を流したことのない人はいないのではないかと感じざるを得ません。加えて昨年からは国内唯一といえるほどの安全基準のもとに開催し、より安心安全な花火大会になったことも誇れる事の一つです。このような大規模となった大会に例会として携わっているという矜持と責任をもって運営に当たらなければいけません。  また、8月第3 土曜日の開催もだいぶ周知され、荘内大祭、山王おぃやさ祭りとともに鶴岡お祭りウィークとして一層の互恵関係を深め、鶴岡の夏を盛り上げてまいります。  そして、この地域に根差している大会として、私達が赤川花火大会を通じてできることは何なのか今一度見つめなおしチャレンジしていかなくてはいけません。まもなく迎えるであろう30回という節目に向け、様々な角度から検証し、新たな可能性を検討し、そして青年会議所メンバーの成長の場としての役割を意識しながら邁進してまいります。  私達は赤川花火大会を通じて人々に笑顔をもたらし地域に誇りを与える青年会議所を目指します。そして、各地で応援してくれる方々と感動の輪をつなげます。


【組織をつなぐ】

青年会議所運動を円滑に行うためには、メンバー同士の意思疎通を図り、すべての機会を共有し協力し合うことが重要です。  まずは、効率的な理事会運営や青年会議所の基礎でもある例会時のセレモニーを的確に執り行い、しっかりと共通の目的に向かう必要があります。また、LOM 事務局とブロック事務局との連携を図り各種大会や各事業へ参加することでメンバーに成 長のきっかけを与え未来の組織につなぎます。  そして、青年会議所の運動や情報を効果的に地域に発信していくことが事業の成功につながります。年頭の発信や各公開例会、山形ブロック協議会を含む日本青年会議所の取り組みを通して青年会議所の価値を伝えていかなくてはいけません。さらに、同じベクトルを持つ他団体との連携協力をとることでより大きな成果を目指すことが可能となります。多くの同志とともに地域発展を目指すために組織をつなぎます。


【次世代へつなぐ】

 本年、鶴岡青年会議所は会員数76 名でスタートいたします。そして、全国でも最も会員数が多いとされる昭和53 年と54 年のメンバー約30名が卒業し、このまま会員数が増えなければこの2年で約50名の青年会議所になります。これが、数年前までは約100名のメンバーで1月を迎えていた鶴岡青年会議所の現状です。しかしながら、私達は諸先輩方が築きあげてこられた青年会議所運動を受け継ぎ、未来へつなげていくため、またこの地域が明るい豊かな社会を築くまでは鶴岡青年会議所を存続して行く必要があります。だからこそ、今この地域のために我々は会員拡大活動に全力を尽くさなければなりません。この脈々と受け継がれてきた鶴岡青年会議所を維持するためには、現役メンバーのみならず先輩方にも強いお力添えを頂き、この地域に必要不可欠なリーダーとなるよう、より輝かしい人財を育成し魅力ある鶴岡青年会議所となり次世代へとつないでいきます。 また、2019年度に主管青年会議所として迎える山形ブロック大会は現役メンバーでも体験しているメンバーが数人しかおりません。次世代のメンバーが主管立候補する時のためにも2019年度の大会は成功に向けて歩みを進めなくてはなりません。この成功体験を若いメンバーに感じてもらうためにメンバー全員が想いを揃え一丸となり新たなメンバーを迎え入れより多くの人財で鶴岡の魅力を県内に発信していかなくてはなりません。 メンバー一人ひとりの成長が鶴岡青年会議所の成長となり、地域の成長となります。青年会議所という己の成長の機会に身を投じ、青年会議所で得た経験を各々の社業に転嫁して地域に貢献できる人財を育成し、多くのリーダーを輩出する事で地域の未来の主役となる次世代につなぎます。


【結びに】

 自分達のまちは自分達で創るしかありません。住民一人ひとり、メンバーの一人ひとりが主人公なのです。我々が今できることは何なのか、次代の子孫に何が残せるのか、誰のために何をするのか。まずは、光り輝く地域の未来を想像しましょう。 青年会議所も企業も一人では成り立ちません。だからこそ、我々は地域に生かされているという意識を持ち行動していかなければいけません。私達が展開する運動が100年先の未来へつながるのです。