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Challenge Spirits
Jayceeの力で新たな時代を切り開く
〜この地域のために、新しい価値観を創造しよう〜
 
時代の先と地域の未来を考え、
広い視野で創造力豊かな人材の育成を行うと共に
資源を有効に利用し、新たな事業展開を行い
地域になくてはならないJCを目指します。

1. 効率的なLOM運営の徹底
2. 地域特性を活かした事業の推進
3. 広域LOMとしてネットワークを活かした事業の推進と発信
4. 地域産業の活性化へと繋がる事業の展開
5. 自分たちの住むまちの再確認と創造
6. 次世代を見据えた人材の育成
7. 諸大会への積極的参加
 


2008年度(社)鶴岡青年会議所 理事長所信

理事長  恩田 健次

<はじめに>

 「Jayceeの勇気で築こう正しい社会」をスローガンとし1967年に鶴岡青年会議所は創設されました。そして今年で42年目を迎えます。このLOMを築いてこられた先輩方はこの地域の先導者として活躍され、歴史を振り返ると改めて伝統の重さを感じます。
  私が入会した当時は東北青年フォーラムや社会企業家育成事業などの事業に加え、各種大会へ参加も含め非常に活気があった事を思い出します。しかし、近年この活気が薄れてきているのではないかと感じています。現在のLOMは会員の業種も活動する時間帯も多種多様になっています。また、ここ数年20名以上の拡大活動を行っているものの昨年は卒業生が16名となっており、入会3年目以下の会員が半数以上を占める状況になっています。この歴史あるLOMを維持していくためには現役メンバーのみならず先輩方にも強いお力添えをして頂き、この地域に必要不可欠となるよう、組織力の強化や時代にあった事業作りに力を入れていきたいと考えております。
  メンバーひとりひとりから必要とされ、地域から必要とされる鶴岡青年会議所のあり方をもう一度見つめ直し、何事にもチャレンジ精神を持って事業を展開して参ります。

<この地域のために新しい価値観を創造しよう>

 ここ数年、様々な所で格差を感じることが多くなりました。企業間格差、業種間格差、個人の所得格差など、ありとあらゆる場面で格差という言葉が広がっています。そのなかでも人・物・金が集中する大都市と地方都市との地域間格差が大きく広がっています。
 多くの地方都市が停滞し衰退している中、今後、地方は発展する可能性が薄いとも言われています。しかし本当にそう言い切れるのでしょうか。 私はそうは思っていません。今までも地域独自の文化や風土によって大きな可能性を生み出してきました。また、昔からあるものを再評価する中で大きな価値を見出した地域もあります。その違いは可能性を信じ、大きな目標を掲げ、そのために仲間を集め、やろうという強い気持ちがあるかどうかにかかっています。
ここ庄内、なかでも鶴岡においては文化や歴史、また自然を利用した映画の撮影など個性や特性を生かした地域作りを行っています。また、鶴岡青年会議所においても赤川花火大会をはじめ様々な事業を行い地域発展に寄与して参りました。
しかし時代の変化と共にこの地域における我々の役割と存在意義をもう一度見つめ直す必要があると感じます。それには、この地域をよく知る事(再確認)やLOMとして現在まで行われてきた事業の検証や変革が必要でしょうし、メンバーひとりひとりの意識や価値観を変える事も必要なのかもしれません。同時に新たな事業作りにチャレンジする事こそ今後の地域の発展やLOMの発展につながって行くのではないでしょうか。

<6つのキーワード“「6C」アクション”>

 今年度、組織・事業を展開するにあたり「6C」を実践していきたいと考えます。6Cとは、「Check 見直し」「Change 変化」「Chance 機会」「Cooperation 協力」「Creation 創造」「Challenge 挑戦」です。この6つの精神をベースに事業に取り組んで参ります。

Spirit1 「Check」 日々のチェックを心がけ無駄のない会議や活動を
 会社経営やJC活動においてもしっかりとした事業計画を立て、運用し、見直しをするマネジメントが必要であると感じます。鶴岡青年会議所は42年の間、数多くの事業が展開されてきました。青年会議所活動の中には事務局といった組織体制やわんぱく相撲・赤川花火大会等継続された業務や事業が沢山あります。このような業務や事業は年々進化するとともに多くの課題も残してきました。
  成功したときには、成功した理由があります。また、失敗したときは、失敗した理由があります。しっかりとしたマネジメントセオリーさえ押さえていればどんなことをするにしても同じ体験が生かされます。成功が成功を呼ぶ良い循環を作るためにも、すべての業務や事業に関して行う前に、まず昨年までの引き継ぎや様子などをしっかりチェックし無駄のない会議や活動を心がけましょう。

Spirit2 「Change」自身の変化がLOMと地域を変える
 我々青年会議所は積極的な変化が必要であると感じます。しかし、自分自身を変化させる為には度重なる苦難が発生し、苦しい事よりも、楽な方を選択しがちになるのが人間の弱いところです。今の便利さや生活を追求する為に、未来を犠牲にしていることが沢山あるはずです。自分一人だけで未来の事を考え、行動を起こすことが抜本的な解決にはなりません。しかし、未来のことを考え行動を共に起こす者が増えれば、少しでもより良い未来が見えてくるのではないでしょうか。
  自分が変われば周りが変わる、周りが変われば地域が変わる、地域が変われば国が変わり、国が変われば地球が変わるはずです。己の心の持ちようこそが大事なのではないでしょうか。会社を変えるには、地域を変えるにはと、あれこれ考える前に、まずは己自身を見直しましょう。その変化は、きっと成功へ繋がっていくはずです。

Spirit3 「Chance」 事業の発展と組織の向上を目指して積極的な交流を
 我々会員にはJC活動により多岐にわたる分野の方々との交流の機会が用意されています。LOMを越えた会員同士の交流の機会もあり、庄内地域のLOMによる合同例会、山形ブロック協議会、東北地区協議会、日本青年会議所、そしてJCIといった世界に広がる青年会議所会員との交流が可能です。
  LOM内では新年祝賀会やOB交流会といった通年事業があります。更に今年度は、酒田青年会議所・庄内中央青年会議所と合同で事業をいくつか行います。また、今年度の東北青年フォーラムは天童青年会議所で主管する予定です。そして2009年度山形ブロック協議会主催の会員大会を鶴岡で開催いたします。出向メンバーのみでなく全メンバーでPRする機会がいくつかあります。そのような機会を積極的に活用し、会員相互のみならず、この地域に住む方々とさらなる親睦、交流を図りたいと考えます。交流することにより新たな事業の展開や組織力の向上につながっていくものと確信しています。新たな出会いはビジネスや自身の変化にも繋がるでしょう。

Spirit4 「Cooperation」皆で協力していくことが地域とLOMの活気に繋がる
 JCは誰かがやってくれるものでしょうか?メンバーであれば皆、年会費を平等に納めており、その年会費は誰かのためにカンパしているのではありません。大切なお金は自分に投資しているのです。もっと貪欲に自分の為に活かしてはどうでしょうか。夢を持ち、困難に立ち向かう意志を持つメンバーには、皆が協力してくれる事でしょう。そして自分がJC活動をさせてもらい、協力してくれた会社や家族、メンバーに感謝しましょう。そしてこのJCをもっと活用し楽しんで下さい。
  ただルールはしっかり守りましょう。時間を守る・締切りを守る・約束を守る・質問には調べて答えを出す。周りがやってくれるからいいではなく自らが率先して協力していく気持ちを持つことでLOMの例会参加率や活気に繋がります。各々が昨年より例会や委員会に多く出席する事を強く要望いたします。
 また、赤川花火大会や拡大活動においても全員で協力する意識を持ってください。

Spirit5 「Creation」創造力豊かな人材育成と創造都市を目指して
 「創造」とは、新しいものを作ることです。現在の鶴岡を中心としたこの地域には自然や文化を生かした祭りや事業が多くあります。また、鶴岡市としても藤島地区におけるエコタウン計画、羽黒地区における出羽三山世界遺産登録等合併後においてもその事業は継続してきました。また、先端研究産業都市や創造交流都市等広い分野で長期計画を立てています。
  我々は、その時々にその時代にあった事業を展開してきました。しかし、昨今の経済状況や、より公益性のある事業が求められている現状、今まで行ってきたLOMの事業を見直し、この地域が今何をやろうとしているのかをよく理解し、この地域にとって必要となる事項やもっと伸ばしていくべきものを見極め事業展開していくことが必要であると感じます。それには、まず自分が住んでいる地域の現状や課題点を知ることから始まります。環境対策、福祉、教育、産業などあらゆる分野の現状を把握し、今後の鶴岡や周辺地域はどうあるべきかLOMの中でも討論したいと考えています。すぐに結果は出ないかもしれません。しかし、我々がこの地域を創造するにはこのような機会が必要と感じますし、人材育成も含めて求められていることではないでしょうか。今年度は次世代のLOMや地域を見据え分岐点となる事業展開をして参ります。

Final Spirit 「Challenge」 全会員へのメッセージ
 JCは、この地域にとってなくてはならない存在です。自らの企業を存続させるだけでも困難なこの時代に、自らが率先して、わがまちのために貢献しようとする志の高い人間が集まった組織、それがJCなのです。私たちは社会変革を推し進めようとすると同時に、私たちも自らの意識変革を行っていかなければなりません。
  先輩方から受け継いだ誇り高き創始の精神は今でも私たちの中で生き続けています。今こそ、義務感から使命感へ転換を図るときではないでしょうか。メンバーひとりひとりが皆と語り合う事が大切です。そしてよく己を分析し新しい価値観も取り入れながらLOMや地域を我々の手で作り上げていきましょう。それぞれJC運動に対してあらゆるベクトルを持つメンバー約100名を、同じベクトルへと向け、団結して「明るい豊かなまちづくり」のため突き進んでいける組織へと変えていくことが私の今年度最大の仕事であると思っています。今こそ私たちJayceeの力を結集し、地域のため、企業のため、関連するあらゆる人々のため1年間共に活動していきましょう。未来は今に期待しているのです。

<おわりに>

 青年会議所は、社会「奉仕」を通じて、自らの「修練」とし、そしてそのような高い志、社会的使命を共有し、共に運動する者同志に初めて「友情」が育まれるという三信条があります。どれが欠けてもJCではないと私は思います。「現役のときは勉強で卒業してから社会の役に立つ」と言われる方もいらっしゃいますが、今このまちが求めているのは私たちJayceeであると思います。「明るい豊かなまちづくり」に向けて、このまちに何が必要かを常に考え、三信条のもと団結してこの鶴岡青年会議所を新たなステージへと進めるためのチャレンジの一年としていきましょう。